私の夫くんは「双極性障害Ⅱ型」、いわゆる躁鬱病でした。
ベンチャー企業の役員をしていた夫くんは、2年前「双極性障害Ⅱ型」と診断されたそうです。

当時、1、2回お食事にいったことがあるくらいの仲だった私は「そりゃ一体なんだ??」というくらい無知でした。それでも彼は以下のような症状を訴えていました。

・眠れない・・・
・ひどい頭痛、吐き気
・食欲がない。一人でご飯を食べる気になれない
・急に不安になって、無力感に襲われて、悲しくなる
・幻覚が見える!!!(でっかい蜘蛛だったそう)
・まぶたがピクピク痙攣している
・胸が苦しい、痛い

今思えば、どんよりとした空気に包まれていた当時の彼。
しかし出会った時からこの様な感じだったので、「こういう人なんだな」と思っていました。

しかし、一緒にいる時間が長くなると「あれ?」と思うこともしばしば・・・。

まず、突然怒り出しちゃったり、イライラしだしたりしてしまうので、何が地雷なのか全く分からず困惑。

ご飯を作って欲しいとリクエストがあり、作っても食べられない。

笑わない。表情がない。

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こんな状態から休職し、治療をはじめるわけですが、彼が真っ先にはじめたこと。
それは、「自分の病気と向き合うこと」、「今の自分を知ろうとすること」でした。
精神病に関する本や、双極性障害に関する本、うつのメカニズムに関する本・・・・

はじめはクラクラするといって短い時間しか本を読めなかった様ですが、それでも彼は懸命に自分の体に起こっている事態に向き合っていました。

うつ病をはじめとした精神疾患に関する理解や正しい知識がないまま、イメージや人から聞いた情報でなんとなく知った気になっていると、「精神疾患」というワード自体に抵抗を感じるかもしれません。実は私もそうでした。もしかしたら彼自身もそうだったかもしれません。

だからこそ、「イメージ」ではなく「正しい知識と理解」をもって病と向き合うことが当時の彼にとっては大切なことだったのだと思います。

「まさか!この俺が、躁鬱病になるなんて!」
「躁鬱病になる俺、かっこ悪い・・・弱いみたいじゃないか」

そんな風に思っているようであれば、きっと知識不足・・・。
(もしそんな状態の方がいたら、もう少しだけ調べてみて欲しい!)

彼は『躁鬱病って脳の血流不足で起こるみたい」という自分なりの解を見つけて、少し安心した様で根本治療に取り組み始めました。

ちなみに彼は光トポグラフィーという脳の血流を計る検査をし、治療を開始しました。

検査・治療した医院はこちら
http://www.shinjuku-mental.com/

うつ病や統合失調症、双極性障害の診断ってアンケートシートのような質問に答えていって、症状を確認したら終わりっ!!!みたいな検査でなんとなく診断されるんだと思っていた自分が恥ずかしい・・・。今の時代ってすごい

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