前々回(「なぜストレスが精神疾患の元と言われるのか」を簡単に解説
前回(「うつ病・躁うつ病と腸内細菌の関係」を簡単に解説
の記事で、ストレスが脳に与える影響腸内環境と脳の関係を解説しました。

そして、それらがうつ病・躁鬱病とどのように関わっているかも簡単に説明をしたのですが、「どうにも信じられましぇーん」と思われていると悲しいので、今回はもう少し生活の中で体感できるアレコレで置き換えて解説してみようと思いました。

「脳と腸はつながっているよ!」
だから脳の不調である鬱や躁うつは腸からのアプローチで改善することができるよ!!

ということなのですが、信じられないあなた!以下のような経験はありませんか?

■緊張がするとお腹をくだすor便秘になる

これは前々回書いた交感神経の話を思い出していただければ、すぐピンとくるかもしれません。

交感神経は、本来生物が自分の身を守るために必要な緊張状態・・・極端に言えば「今、生きるか死ぬか」みたいな危機的状況下で優位になるものなのです。

動物が敵と対峙するときは緊張状態です。
すぐに逃げたり襲いかかったりできるように心拍があがります。
噛みつかれて出血しても血液が大量に流れ出ないように、血管を収縮させます。

そう、この状態なんです。(とっても極端だけどね)

ここで注目して欲しいのがココ!!
「交感神経が働いている間は、消化吸収や成長ホルモンの分泌などの今すぐに生命に関わらない活動は後回しにされてしまう!」ということ。

だからストレスがかかって交感神経が刺激されるホルモンが分泌されると、消化吸収、腸内の蠕動運動なんかが鈍くなって便秘になったり、下痢になったりするのです。

昔、塾でテストがあるとすぐお腹が痛くなる男子とかがいたので「絶対仮病だわ!!」なんて女子がからかっていましたが、敏感なだけだったのね。ごめん。

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